前置きとして今日の話

3日間動き回っててさすがに今日の仕事はしんどいだろう、と思っていたら意外とそうでもなかった。特に眠たくもならない。どうやらエネルギーをもらって帰ってきたらしい。自分が20代の間ずっと信じてきた音楽に対して、それが間違いではないと改めて判ったのがやはり嬉しい。たとえ職場の誰一人としてスクーデリア・エレクトロを知らなくても(苦笑)。

before the morning grow

6月17日、夜10時過ぎからボクたち20人ぐらいは1次会へと繰り出した。途中かぶりものが注目を集めていたので撮ってみた。ホントは白かったのにな。

それからは飲んで話して、というどこにでもある普通の飲み会だ。違っている点があるとすればいつのまにかグリコがポケットに入っていたこと、いつのまにか愛・地球博のお菓子がかばんに入っていたこと、2次会のカラオケが朝5時半まであったこと(ボクは淡々とビールを飲み続けた。あ、淡々とではないや、苦笑)。おかげでファイナルライヴで「太陽道路」を演ったのではないかという錯覚に捉われることとなる。

GO WEST

6月18日(土曜日)

ホテルは10時チェックアウトにもかかわらず、ボクは10時25分にフロントからかかってきた電話によって、深い眠りから醒めた。「うわ、寝坊してしまいました、超すみません」と謝ってはみたものの、汗臭い身体はシャワーを求めていた。急いで浴びる。チェックアウト10時40分。我ながら早いと思う。

ここで予定を考える。夕方には大阪に着いていなければならない。そしてその泊まることになっている友人からは「舟和の芋ようかん買って来て、たぶん東京駅にあると思う」というメールが来ていた。うぅ微妙に酒が残っている。とりあえず東京駅に行くことにする。山手線は意外なほど空いていた。
東京に来る機会はいままであったのだけど、東京駅に来る機会というのはいままでなかったので、折角なので駅舎を外から見てみることにする。辰野金吾の傑作であり、恩田陸ドミノ (角川文庫)」の舞台となった場所でもある。

 

舟和の芋ようかんは無事に見つかった。あと職場のために「東京スイートポテト」を買って帰ることにする。
12時13分広島行の「のぞみ」で新大阪へ向かう。乗車券は博多まで(新大阪で途中下車という形式となる)、特急券は新大阪まで買って、また次の日に博多までのを買ってくださいとのこと。事前に調べておいたのだけど、一応訊いてみた。旅人の特権である。
新大阪には2時間半で着いた。夕方まで時間があるので心斎橋(道頓堀)へ向かうこととする。地下鉄に乗り換える。駅のコインロッカーに荷物を預けなければ…と考えていたら、お土産の入った紙袋がなく、ボストンバッグしか持ってないことに気づく。ひええぇ地下鉄はもう本町なのに。泣く泣く新大阪駅へ引き返す。「お願い、間に合ってけろ!」とはスウィングガールズで鈴木友子(上野樹里)が音楽祭の応募を忘れていて慌ててハガキを投函するシーンでの科白だけど、まさにその心境であった。
しかし引き返して忘れ物遺失所を尋ねてみたものの、ボクの願いは叶わなかった。一応新幹線の中に忘れてきたかもしれないと思い(このときはテンパっていてあらゆる可能性を想定した。しかし一方で「たかがお土産だ」とも思っていたのも事実。だけど在ることを強く望んでいた)、状況を書いて係員に説明することにした。幸いだったのは、今日渡すお土産である芋ようかんは、ボストンバッグに入れていたことである。
思わぬところで1時間以上時間を食ってしまった。心斎橋へ向かう。「Gate J.」に行ってみたかったのだ(苦笑)。しかしここよりエクウスの方が充実していた。ソニータワーがなくなっていたような気がする。ブックオフがあったので一応見てみたけど、空振りに終わる。人が多くて賑やかなところである。
いよいよ茨木の友人に会うべく地下鉄から阪急に乗る。家におじゃまして鉄板焼をしながら酒を飲む。なぜかレミーマルタンがあったのでいただく。12時を過ぎて急激に眠くなってきたのでシャワーを借りて歯を磨いて眠る、午前1時。7時5分に目覚ましをセットする、明日は阪神競馬場だ。