「東京物語/奥田英朗」についての私見

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奥田英朗という作家は「イン・ザ・プール」が直木賞候補に上がったときに知った。相当爆笑できるそうだが、単行本なので食指が伸びなかったのだ。そして「空中ブランコ」が直木賞を獲り、本作が文庫化されていたことを知った。あらすじを読んで、面白そうだと思った。
読み始めたのは昨日の夜12時だ。やばい、超面白い、ページをめくる手が止まらない、脳細胞の活動も止まらない、ボクはこれを読み終わるまで眠れないのではないか、あ゛〜もう全部読んでやる。350ページ、2時過ぎに完読。ふぅ。
話としては主人公(田村久雄)が青春時代を過ごした80年代、東京という風景の1日を切り取った6話の連作短編集。学校、友達、恋、仕事。人生ってほとんどがそれかもしれないし、それが鮮明に描かれているとものすごく心が躍る。この作家の本は追っかけてみる価値があるなと感じました。これがスタートであることは悪くないなと思います。