鈴木亜美「eventful」についての私見

復帰第２弾シングル。トランス歌謡ですね。個人的にトランス歌謡といえば木村貴志プロデュースによるmoveの「Romancing Train」が最高峰だと思っている訳ですが、もともとトランス自体が「恍惚」という訳語からも判るとおり、聴いててうっとりするほど気持ちよくなる音楽です。悪くない筈がありません。
復帰後のヴォーカルにはプロトゥールスがかけられているのでしょう、かなり安定しています。小室転調を歌っていた頃*1とは雲泥の差です。「鈴木亜美の曲と判らなくていいから、とにかくかっこよい曲にしたかった」という意気込みが伝わってきます。
ちなみに作曲は渡辺徹となっています。俳優さんと同姓同名ですが別人のようで、エイベックスの職業作家のようです。いかんせん同姓同名の人が有名なのでネタ検索が難しいのですが、長尾大や菊池一仁みたいなものだという理解でいいような気がします。しかしこのままでいいのか、あみーゴ。悪くないけど決して図抜けてはないぞ。

*1:サンプルとしては「明日、あつく、もっと、つよく」が最適だろう。イントロから転調。Aメロ→Bメロ→サビと転調。とても歌いこなせているとはいえない。しかし徳というのか、ボクを掴んではなさない部分があるのも事実だ