メガネ考

明日づけで「メガネ男子」という本が出るようなので、自分のメガネに関する話を書きます。

ボクは小さな頃からメガネに対して憧れていました。その衝動は小学5年生のときに伊達メガネをかけ、外出をするということで結実しました。そしてそれに従うかのように小学6年生から視力が悪くなっていき、0.3になった中学2年生から授業中にメガネをかけるという一般的なメガネデビューを果たしました。非常に恥ずかしかったのを覚えています。
高校に上がる頃には0.1を切っていたため、逆にメガネをかけていない顔を見せないようになりました。女の子が授業中だけメガネをかけるのに惹かれていたのもこの時期です(苦笑)。
大学に入って楽団に所属するようになって、楽譜が見えなくなったのでコンタクトに変えました。0.03まで進行したボクの近視はメガネで矯正することが難しくなっていたのです。しかし21歳まではコンタクトをして伊達メガネをかけていました。自分と他人との間に適切な距離を置く象徴としてメガネがかかせなくなっていたのです。それも大学4年になり同級生に自分が理解してもらえるようになったり後輩に慕われたりするようになって、「壁を取り除く時だ」と思いました。そして現在に至ります。
ボクはメガネが似合う顔なので(人に言われる)メガネをかけたいのはやまやまなんですけど、自分と他人との間に壁を作ることにもう疲れているのです。フェティシズム云々については省略させていただきます(長くなるから。予算を明日の午前中に仕上げないといけないのだ)。