ガソリンと暫定税率

  • 現在の状況として、通常の2倍の税率が暫定的にかかっている。昭和48年(ちなみに博多に新幹線が来たのが昭和50年だ)から「しばらくの間」かかっている。道路建設名目で集めてきたけど、最近余ってきている。
  • そこで、余ったお金を別の目的(年金とか)に使おうという自民党と、「暫定をやめよう」という民主党との意見が衝突している。
  • 余っているなら賦課しない、これは正論だ。しかし地方自治体は言う「余ってない、道路まだできてない」と。確かに歩道がなくて危ない道や右折レーンを作ってもらいたい交差点などは存在する。
  • だから、余っている分だけ賦課しないで道路特定財源を残す、というのが個人的には良いと思うけど、そんな中途半端な案はない訳で(苦笑)。
  • 毎日新聞は1/20の社説で「暫定税率部分を含めて一般財源化」というとんでもない記事を出していた(苦笑)。「暫定」という言葉の意味を知らないのか。「受益者負担」という概念を無視しているのか。ガソリンは酒類やタバコと違って嗜好品ではなく、人々の交通と物流を担っているのだ。
  • 暫定を廃止したら道路はできない、でも余っている。選挙の人気取りを抜きにして、実のある議論が繰り広げられるといいなと思う。