ダービーウィーク(東京優駿週間)

今年もダービーがやってくる。前評判では「4強」であるが、果たして。天皇賞(春)のような結末が用意されているような気がして仕方がない。

キングカメハメハ、はNHKマイルCを圧勝して駒を進める。父キングマンボはスピード豊かなミスプロ系の中でもエルコンドルパサー(選手権距離のGⅠ2勝)、アメリカンボス有馬記念2着、AJCC)を輩出しており、金亀(キングカメハメハのことね、w)自身も2200mに勝ち鞍があり、距離に不安はないだろう。
問題はNHKマイルC優勝か。「NHK杯のゴールにはダービーの死神が待っている」というジンクスを破ることができるかどうか、ということではないだろうか。

ダイワメジャー、は皐月賞を優勝して駒を進める。クラシック三冠に挑戦する権利を持つ唯一の馬であり、鞍上も前走に引き続きミルコ・デムーロを確保した。課題は気性面か。SS×NTのGⅠ馬の2頭めであるが、1頭めのデュランダルはスーパーな馬になった。本馬もそうなれるか。

コスモバルク、は皐月賞で後方待機組を気にして仕掛けが遅れ、先行してダイワメジャーを捕らえることができなかった。青葉賞を圧勝したハイアーゲームを3度退けた馬であり、もちろん連対をはずさない実力は評価できる。心配はそろそろ輸送疲れでガタがくるのではないか。鞍上・五十嵐冬樹が平常心を保ち、強気の騎乗ができるかどうかもポイントになりそう。

ハイアーゲーム、は府中2400の青葉賞を2’24”1という破格のタイムで圧勝した。この舞台ならコスモバルクにリベンジできるかもしれない。しかし青葉賞からの連対は藤澤厩舎の馬で、いずれも青葉賞をステップとして目標にしてきた馬であり、皐月賞に出たかったが出れず仕方なく青葉賞に回ったハイアーゲームとは訳が違う。

以上が4強である。個人的にもう1頭は×ハーツクライ、を挙げたい。皐月賞は惨敗もアグネスフライトがステップに選んだ京都新聞杯を制して駒を進める。鞍上も追い込み上手の横山典を迎え、鬼脚を見せてくれるかもしれない。ただ、皐月賞惨敗から立ち直った馬が思い出せない。まだ時間はある、もう少し検討してみよう。理論武装に笑顔は不可欠ね♪