「めだか」第1回についての私見

1年ぶり、待望のミムラ主演作である(笑)。脚本・相沢友子、企画・石原隆、音楽・住友紀人。「やまとなでしこ」「恋のチカラ」のチームである。面白くないはずがないではないか。
ところがフタを開けてみると、相沢友子らしい脚本だなぁ、と思った。
最初、脚本のところに彼女の名前を見たときは「別人だろう?」と思った。相沢友子といえばソニーからシンガー・ソングライターとしてデビューして「アスベストの海の中を」とかいった内面の苦悩を表現する人だったのだ。それが脚本家となり、実にポップな恋愛ものを「器用に」書くようになっていた。そのシンガーと脚本家とのキャリアの間では、小説家として本も書き、太宰賞の候補にも上がっていたようだけど。
その前述の2作品に比べ、「めだか」では科白の一つ一つの感触が重く、相沢さんの伝えたいこと、というのが明確化されている気がする。ネガティヴなのだけどポジティヴを志向するのであるが、それを掴むことができるのか?第2話以降も楽しみです。
劇伴の住友さんは普通の作品に戻った。この人といい大島ミチルさんといい、テレ朝のドラマだと変な曲書くからさぁ(苦笑)。