「薔薇の花の下 (幻冬舎文庫)」についての私見

ウチにたまっていた未読の文庫本の中から出てきた。初版が平成15年8月とある。1年半以上寝かせていたことになる。まったく何やってんだか、ワシ。
作者は狗飼恭子さんという、桜井亜美とともに幻冬舎文庫ができてから看板作家としてがんばっている人です。1974年生まれという同世代感や清冽な文章と感性が好きで、ボクが大学に入ったころから(つまり彼女がデビューしてから)ほとんどの作品を読んでます。正直話の筋はどうでもいいのですが(冷蔵庫を壊す (幻冬舎文庫)は例外。11歳が恋をするという秀逸モノ)、たまにその感性が引っかかって痛いのです。そのために読んでいるようなもの。
そういや昔「週刊漫画アクション」という、世間的には「クレヨンしんちゃん」が掲載されていた雑誌として知られる週刊漫画雑誌にインタビューと写真が載ったことがありました。そのとき表紙の女の子を江口寿史が描いていたのだけど、それが一度だけ狗飼さんだったことがあった。なんだったんだろうな、あれ。