春ドラマ総括(その1)

エンジン(月9フジ)

こんな最終回で良かったのだろうか。レースで木村拓哉がエンストして車を押してゴールするシーンはかつてのアラン・プロストを思い出してニヤリとしてしまったが、90年代においては即リタイア扱いにレギュレーションが変更されていた筈だ。また変更されたのだろうか。良かった点は戸田恵梨香夏帆の2人。これからの青春モノにおいて清冽な魅力を放ってくれるのではないかと期待しています。その他については変な経歴がついてしまったかなぁ…上野樹里の実力はあんなものではない。

夢で逢いましょう(木9TBS)

善人しかいない話というのは非常に退屈になってしまう恐れもあるのですが、「マイリトルシェフ」(矢田亜希子連ドラ初主演作。同じくTBS)同様地味だけど佳作に仕上がった感があります。3年前に比べて矢田の存在感も上がり、表情のヴァリエーションも増えました。あとは長塚京三の父親役でしょう。「恋と花火と観覧車」という90年代の邦画を代表する作品に勝るとも劣らない父親ぶりだったと思います。この話は無事にDVD化されるようです、良かった良かった。視聴率低いとDVDにならないこともあるからねぇ。

恋におちたら(木10フジ)

最終回がバタバタになってしまいましたね。喪失から再生へ至る経過はもう少しゆっくり描いてほしかった。そこがいちばん観たかった。成功から喪失に至る回数が少し多かったのが残念。あとは良かった。