咳をしても一人

ついに表題が咳にのっとられてしまった。ちなみにどちらの表題も尾崎放哉(おさき・ほうさい)という人の自由律俳句です。渋い、渋すぎる。高校生の時とか「面白いなぁ」と思いながらうそぶいていたものですが、年を取り、その良さがじんわり判るような気がします。「咳をしても一人」には寂しさがあふれていますが、「足のうら洗えば白くなる」というのはいまだに判りません。白くなるという情景を描写したときの心象はいかがなものだったのでしょう?でもなんか好きです。
注射生活も3日目に入り、なかなか軽快です。ゴホゴホがコホコホになってきました。明日起きたときが勝負かもしれません。
今日はついに例のドラマが始まった訳ですが、これまた映画は観に行ってません、たぶん現実世界に戻ることができず打ちのめされるだろうから(苦笑)。ドラマは時系列を若干ずらしながらも丹念に描いてますね。これはこれで良い味が出てきそうな気がします。そういう点ではこの話はどんな編曲でも耐えうるムソルグスキーの「展覧会の絵」みたいなものかもしれない。そういや「名曲はどんなアレンジにも耐えうる」とかゆってた人いたなぁ(苦笑)。