映画「シービスケット」についての私見

http://www.uipjapan.com/seabiscuit/
この映画の存在はもちろん知っていました。小倉競馬場にたくさんポスターとか貼ってあったから(苦笑)。でも競馬映画は「優駿 ORACION [DVD]」がひどい出来だったし*1、特に観なくてもいいかな、と思っていました。
しかし先週ぐらいに「かーら競馬するよねぇ、シービスケット観た?あれまぁまぁ面白かったよ」と競馬をしない先輩に言われたから観ることにしました。
で、本編について。馬主と調教師と騎手の挫折が最初にじっくりと描かれていくのだけど、外国人の顔を覚えるのが苦手なボクはよく理解できなかった(苦笑)。おかげでその部分だけは2回観ました(結構良くできてるぢゃん)。シービスケットの登場まで40分はかかりました。
それからはとんとん拍子に面白いです。栄光、挫折、そしてふたたびの栄光は実話と知ってなお一層輝きが増します。レースシーンも特に違和感なく観ることができました。
でもやはり人と人との絆、人と馬との絆がきっちりと描かれているのが良かった。どちらかといえば娯楽作になるのだろうけど、観る価値は十分ありました。

*1:いま観たら違うかもしれないけど、8年ぐらい前に観たそれはもう退屈な映画だった。宮本輝の原作から入って、それの完成度が高かったから仕方がないかもしれないけど。