「愛のあとにくるもの」(孔版)についての私見

辻が書く男性像というのは「冷静と情熱のあいだ」と同じ感じがしたのですが、こちらの女性にはすごく共感できました。過去の若さゆえの言動を反省して現在を生きているだけど、なんだかしっくりこない。その現実、そして「しっくりくる」ものとの再会。実写にすると月9のようなボーイミーツガールな話になるのでしょうが(苦笑)。
「冷静と情熱」に日韓間の考え方の違いを持ち込んだのが本作といっても良いと思います。しかし孔枝泳さんの感性はすばらしかった。少なくとも江國より現実的ですけど(苦笑)。