ディープインパクト@凱旋門賞

NHK総合が行った生中継の視聴率は関東で16.7%、関西で19.4%と深夜0時という時間帯としては大きな数字をマークした。それだけみんなの注目を集めたということでしょうね。
ディープが後ろから来る馬に差される、というのは今までなかっただけに驚いた。しかもディープの調子が悪い訳ではなかったのだから。
今回のレースはモンジューエルコンドルパサーの叩き合いとなった1999年よりも感動的ではなかったように思えた。
エルコンドルを交わしたのは当時欧州調教馬で最も強かったモンジューであり(今回のでいうと前哨戦でシロッコに負けなかったハリケーンランといったところか)、3着馬のクロコルージュはエルコンドルから6馬身離されていた。エルコンドルは逃げ馬ではないのに、本番で逃げて、自らペースを掌握し、レースを組み立てた。ディープはそれを結果的にしなかった。
なんでこんなことを考えてるかというと、ディープが負けたという結果が生まれたからだ。望ましくない結果が出た以上、原因を考えなければならない。果たしてあの競馬はベストだったのか。それは後々関係者のインタヴュー等で判ってくるだろう。
あと、競走馬はディープインパクトだけではありません。騎手は武豊だけではありません。これからも競馬に暖かい声援が続きますように。