映画「虹の女神」についての私見

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周りにいた人が亡くなる、ということが往々にしてあるというのが判ってきた。
高校生ぐらいの頃は「そんなのありえないよ」と思っていた。大学生になって「ありえるんだなぁ」というのが判ってきた。
その頃好きだった女の子は「列車の先頭車両は恐い。衝突すると危ないから」と言った。「わっはっはー」と笑いとばしたけど、まさか昨年宝塚線のような事故が起こってしまうとは…。もう大切な人が急にいなくなってしまう、というのは誰にでも起こることだと捉えるようになりました。そりゃないにこしたことはないけど。

この映画は友達(だと思っていた)女の子(上野樹里)が事故で亡くなり、男の子(市原隼人)が彼女のことを回想し、想いに触れるという話です。ただそれだけなのに、観終わったあとに良い意味でぐったりしました。途中何回か泣いた。岩井作品特有の映像(特に光)の美しさも熊澤監督がメガホンを取る今回も健在です。ああ観に行ってよかった。