Mr.Children「フェイク」についての私見

ボク自身では「幸福な食卓」だと思っていたけど、現在世間では「どろろ」のようですね。妻夫木聡柴咲コウがたくさんプロモーションしているし、なんてったってテーマ曲はミスチルの新譜な訳ですから。ちなみに「幸福な食卓」は小林武史が音楽担当で、前回書いたとおり手抜きどころか入魂の作品です。「どろろ」は食指が動きません。手塚先生のだったら「アドルフに告ぐ」をやってくれないかなぁ、と思うのですが。
で、ミスチルの新譜を聴きました。「どれくらいのペースで行こう? まずは何番手に着こう?」のフレーズで競馬しか思いつかなかった、というのが第一印象なんですけど(苦笑)。
また聴いてみました。「未来」でも歌われた「女」がここにも出てきてますが、「取っ替えのきく代用品」といってるから別人になってるのでしょうね。あのとき輝かしい未来があったはずなのにここでもフェイクを掴まされているという(苦笑)。しかしあるのは「明日へとTAKE OFF」という気高い精神なんです。ストンと共感できるすばらしい曲です。
全体的にはシンコペーションを効かせて前のめりで聴かせるというトライセラトップスが得意とするパターンを採っています。人数的なものもあるのでしょうけど、こっちの方が厚みがありますね。
チャート音楽にとんと疎くなりましたが、こういうのがきっちり首位を獲ってくれると安心します。こないだCD屋に行ってJazztronikLove Tribe」がきちんとディスプレイされてて品薄だったから「売れてるのか!?」と思ったけどオリコン43位(苦笑)。ちなみにタワーは2位だったけどね。