瀬尾まいこ「天国はまだ遠く (新潮文庫)」についての私見

この人の本を読むきっかけになったのが「幸福な食卓」という映画がとても良くて(「ライフ」北乃きい嬢はちょっと辛くて観てられない。役が痛すぎる、むごい。でもそこまで気持ちが揺り動かされるというのは、それだけすごい役者ということなのだろう)、「何も読むものが思いつかないときに瀬尾さんのを何か読もう」と考えていました。その考えはどんどん膨らんでいって、とにかく何か読もう、と思いました。
表題の「天国」とは死ぬこと(だろう)。仕事に疲れて、北に向かって自殺しようとするのだけど、生きてしまった。そしてしばらく田舎暮らしを満喫して帰るという話です。みんな良い人でした。疲れたら旅に出て休もう…。