竹内結子を巡る個人的な追想

1998年、映画「イノセントワールド」(原作:桜井亜美)に主演。主題歌まで歌っていた(「ただ風は吹くから」)。今考えるとすごいことだ。
1999年、桜井亜美の小説「サーフ・スプラッシュ」 の巻末に解説を書く。当時18歳、しかしあまりにも冴えた文章。「この人はすげぇ」という認識を新たにする。
2000年7月から、「Friends」「スタイル!」「白い影」「ムコ殿」と4クール連続でヒロインを演じる。この頃から視聴率も上がってくる。世間的にもかなり認知されてくる。
2001年末、ボクが2002年のカレンダーに竹内結子を選択する。
2002年夏、月9主演。「ランチの女王」で江口洋介堤真一妻夫木聡を手玉に取る好演。ちなみに鈴木えみ山田孝之といった有望株も出演。おそらくボクの中での竹内のピーク。
2003年、「黄泉がえり」で好演。
2004年冬、木村拓哉とともに月9「プライド」に出演。山口智子松たか子とある意味肩を並べる。作品自体の評価はともかくとしてだ、間違いなく「クイーン再評価」の源流にはあったと思う。
2005年冬、「不機嫌なジーン」主演。かなり微妙なドラマだった。
そして5月、中村獅童との結婚を発表する。心からおめでとうございます。あなたについてはどんな馬鹿な演技をしようと、ボクの中では本当の天才として記憶され続けていることでしょう。そしてそんな駄演技を見せられたら、「また本気出してないな」と嘆くかもしれません。それでも良いです。これからも2年に1回ぐらいはいい仕事をして、作品の中でただ笑ってくれたらと思います。