第50回有馬記念の考察

今年1年を振り返るとき、何を軸にするかといえば競馬のことである。3月始めに大雪が降ったけど、そのときは弥生賞の日だったなぁとか、福岡西方沖地震が起きたのはスプリングSの日でヴァーミリアンの騎手が北村宏司からデムーロに変更になったなぁとか、スクーデリア・エレクトロの解散ライヴの翌々日に阪神競馬場プロキオンSを観に行ったなぁとか、個人的に重要なイヴェントが競馬とセットになっているのだ。ただこれについては競馬そのものが好きというより、競馬のレース名がカレンダーとして機能している面もあると思う。「有馬記念」といえば、本当に、いよいよ年末なのだ。
今年は「ディープインパクト」という競馬をまったく知らない人でもおそらく聞いたことがあるであろう馬の取捨から検討しなければならない。もちろん三冠というのは大偉業だが、今年の3歳馬があまりに弱い。3歳馬が古馬混合重賞で勝ったのがアイビスサマーダッシュテイエムチュラサンだけという有様。先日の香港ヴァーズシックスセンスが2着に入ったが、1着のウィジャボードジャパンカップ5着だったのだ。だから「強いけど、絶対視はできない」と考えている。
それでは何を軸にするかというと、デルタブルースになりそうだ。重いハンデでのアルゼンチン共和国杯の5着はグラスワンダーの例もあるので問題なし。さらに前走のステイヤーズSできっちり勝ったというのが大きい。鞍上のペリエも4連覇がかかっているので、ここは本気で勝ちにくるだろう。
あとはジャパンカップ組から2頭を選んで、やはり底を見せていないグラスボンバーを買ったら終わり、というのがとりあえずの計画だが、そこまで簡単でいいのか。枠順発表は明日です。