JRA2006年ブランド広告「勝負篇」についての私見

http://www.jra.go.jp/vi/doc/vg_tvcm/index.html
「競馬が教えてくれたこと。」
「スタートは平等に与えられる。」
「一人で戦うのではない。」
「自分を信じよう。」
「プレッシャーを楽しもう。」
「生き方は選べる。」
「ゴールは選べる。」
「逃げきるか。」
「人生とは、自分とのレースだ。」
「最後に差すか。」
「一瞬一瞬を全力で戦え。」
「その先に世界がある。」
「その先に自分がいる。」
「競馬が教えてくれたこと。」
「夢みることは、戦いつづけることだ。」

昨年のが一青窈のほのぼのしたCMだったのに対して、今年のは非常にスタイリッシュ。途中に出てくるコピー(冒頭に確認したものだけ書いた)や映像も素晴らしい。特に「一瞬一瞬を全力で戦え。」のバックでスルーヴァレイを交わすザッツザプレンティ安藤勝己騎手の追いムチはすごい*1
曲はイム・ヒョンジュの「序曲」。iTMSで200円でしたが買いました(しかも2分7秒)。打ち込みに流麗なストリングス、そして各界から大絶賛の美声と素晴らしい楽曲に仕上がってます。「序曲」とは英語で「overture」、フランス語で「ouverture」と言うのですが、「始まり」以外にフランス語では本来「切り拓く」という意味があるそうです。それも含めて見るとさらに興趣深いですね。今週末もがんばろう。

*1:このシーンの解析には延べ2日間かかった。まず特徴的なのが左回り・黄帽・社台RHの勝負服なのだが、ゼッケンが「○○ライズ」と書いてあるように見えたのだ。だから「トゥルーライズ」か「アルカライズ」だろうと思って調べたのだけど、うまくいかない。だから奥の橙帽の馬に注目した。15番でアメリカの国旗、赤いシャドーロール。特にアメリカの国旗でほぼJCに絞れば良いことに気がついた。そして検索すると、2003年のジャパンカップアメリカ馬で赤いシャドーロールを着けたスルーヴァレイが7枠15番で出走していた。そのときの5枠10番がザッツザプレンティ。間違いないだろう。しかしこのときのザッツザプレンティは2着。1着のタップダンスシチー佐藤哲三騎手は9馬身先にゴールしていたのだ