ユリイカ4月号についての私見

http://www.seidosha.co.jp/eureka/200604/
目当てはもちろん菊地成孔特集。いやいや、面白かった。
著書はほとんどすべて読んでいるから、たくさん目新しいものがあった訳ではないんだけど、師匠である山下洋輔との対談や月刊カドカワのような質問コーナー、金原ひとみの4ページにわたる(直接菊地成孔とは関係ないだろう)文章など読みどころ満載。
いちばん面白かったのはティポグラティカ時代の話だった。今堀恒雄の作る譜面が難しくて、ずっと1日6時間ぐらいリハをやってたそう。あれだけの変拍子やパッセージをやってたらそりゃうまくなるな(練習したという意識はなくても)、と思った。
それを読んだら「情熱大陸」が見たくなったので確認してみた。「200CD 菊地成孔セレクション―ロックとフォークのない20世紀 (学研200音楽書シリーズ)」であえて外していた「Waltz for Debby」や「Kind of Blue」が情熱大陸のジャズ10枚に入っているという(苦笑)。まぁ200枚ならいろいろ集めることができるけど、10枚の場合は超名作を持ってこないといけないってことでしょうね。