奥田英朗「町長選挙」についての私見

夏が終わって、燃えカスのようです。小倉競馬開催16日中12日に参戦して、それが終わってほっとしたやら、さみしいやら…。とにかく、いろんなことがあった夏でした。
人とのつながりって、維持していくのは多大な労力がいるなぁ、と思いました。別にリセットしたい訳ではありません。ただ今までは引力と感じていたストロークが、斥力に感じることがあるのです。いったいどうしたものやら。
閑話休題
直木賞候補作「イン・ザ・プール (文春文庫)」、直木賞受賞作「空中ブランコ」に続く伊良部精神科医心療内科?)シリーズの第3弾(たぶん。自分が知ってる限りでは)ですが、単純に面白い。難しいことを考えず、ページをめくる手がどんどん進んでいきます。
4篇から成っており、表題作は島を二分する町長選挙に巻き込まれた出向公務員の話。あとの3篇は某有名人の方々をパロったものです(笑)。5年後になったら、誰の話だったか忘れられているかもしれません。それくらい時事性が強いです。