「図書館戦争」についての私見

ボクの朋友がとりあえずほめてたので気になりました。一般的な評価も良くて、出版社もメディアワークスということでライトノヴェルが予想されて、ついでにウチの図書館にリクエストしたら「(既に)ありますよ」とのこと。だったら読むしかないぢゃん。
まず話の前提が素晴らしいです。近い未来に情報を検閲・取り締まろうとする「メディア良化法」と情報を開示・知らせようとする「図書館情報法」が相克する。それぞれの法律は恣意的に運用されるため、争い(武力による)が頻発するようになりました。それを図書館側の軍隊の最前線の女の子(笠原郁)を主人公にして描いたのがこの作品です。
この笠原をはじめ、キャラクターの立ち方がうまいです。全体として「コンプライアンスを意識しているけど、情に厚い」というのが好感が持てます。
また、現在でも個人情報保護が進む一方で情報開示の必要性が強く求められているので、とても共感できる話でした。
だけど話としては単純に面白い。良かったです。つづきも期待します。