ローエングリン、復活の勝利

http://keiba.yahoo.co.jp/directory/horse/1999/1/067/38/index.html
レースに出たら無条件で買う馬、というのがたまにいます。馬券というのは客観性を重視しないといけないのだけど、それを差し置いても買いたい、という。最近ではスウィフトカレントですね。
ローエングリンもそんな1頭です。彼も8歳(同期にタニノギムレットシンボリクリスエス、バラゲー)、競走馬生活も7年目に入りました。若い頃から素質を高く評価されながらも皐月賞とダービーの連続除外、秋の天皇賞での56秒台での逃走など歯車のかみ合わないところもありました。
そして老境に差し掛かり、成績も衰えていきました。ダート転向もダメで、「もう障害しかないんぢゃない!?」という声も聞こえました。
しかし昨年の夏の関屋記念で同期のテレグノシスと仲良く32秒台の末脚を繰り出してからは着を拾えるようになり、抑えて伸びるという新しい面を見せました。
そして8歳となって最初のレースとなる今回は休養明けでしたが、開幕週の内枠ということで面白いかもしれないな、と考えて馬券に組み込むことにしました。
彼は1頭だけすばやいスタートを決め、往年の逃げを見せ、一度も他馬に先頭を譲ることなくゴールしました。よく馬に活力が戻ったなぁ、と思いました。これから先は決して長くはないと思うけど、まだまだ彼の走りを見れるとうれしいです。今日は本当にお疲れさまでした。