まだ残ってたのか、という書き込み

前文

これは2001年9月11日、ニューヨークに飛行機が突っ込んだことがあった。その翌々日にボクが書いたものである。
かつてボクが出入りしていたサイトに行ってみたら、ひっそりと残っていたので、面白いのでコピペする。当時は大学の7年生で、人生計画を度外視して「生きること」について考えていた。

本文

深海#7 No: 368 [返信][削除]

投稿者:C.Fitzgerald*1 01/09/13 Thu 12:01:31
こんにちは。今日はTVの番組がどうなるのかを知るためにネットをブラウジングしようと思ったのだけど、つい手癖で真っ先にここを開いてしまいました。多少判らない投稿者が出てきていることに時の移ろいを感じます。そしてボクは今からこないだのテロから死生観に至る話をしようとしています。現役最後の年に、ボクはたまに長い文を不協和音に書いていました。それを今やっていると考えて頂けたらコレサイワイです。
ボクが使っている投稿者名はアメリカの作家のスコット・フィッツジェラルドから拝借しました。彼のエッセイ「マイ・ロスト・シティー」には、N.Y.は勝利の象徴として書かれていました。100年近く前の話です。
ところで今回ボクはドラマの最終回を観ていて、10時にテロップが表示されて、そのままドラマが続いていったのだけど、10:40に急に差し替えがあり、「これはそんなに大変なのか!!」と思ったのも束の間、10:54からは「おうち探偵ホームズ」が何事もなく放送されて、ボクの中に奇妙な憤慨が生じました。11時からの状況はどこも一緒だったのではないでしょうか。錯綜した情報をそのまま与えて視聴者の不安を煽るという茶番が翌日まで繰り広げられました。もちろん茶番なのはTVの放送内容であって、テロはまったくシリアスなものです。
それにしても、アメリカ大統領が武力で報復をする意向を示したのには失望しました。まだ20世紀は続いているのかな?てゆーか、世紀末に代わる超危機的状況を表現する言葉はないのかなあ。
しかしたくさんの人生が志半ばで強制終了されたのは残念です。ボク自身いまかなりヘヴィだけど、それでも楽しいことがちゃっかりあったりなんかするので、命あってのモノダネ、と思ってしまう。
なんかややこしくなったんでもうやめます。最近人と話す機会(飲み会とも言う)が多かったのだけど、こんな話をしてなかったなあ、と思って。人間って何て多くをしまいこんで生きてるんだろう。

*1:当時ボクは「カーラ・フィッツジェラルド」というHNだったのだ